米鳥間レポ

初めてのチームでいきなり9区(2日目の1区)を担当

区については親方に“どこでも走ります!”とお願いしていたらここになったので、え?!っていう感じだった

正直、初めてのチームだし、新入りの僕がこんな重要なところを走っても良いんですか??という思いだったけど、この区間に起用した親方にはそれなりに想いがあったようだ


当日は雨

だけど気温は低くないので雨が心地いいくらいだった

同チームの重鎮の方々にサポートをいただき、遠まわしにプレッシャーと説教アドバイスをいただきながら(苦笑)スタートまでの時間を過ごす

アップもそこそこにしていよいよスタートを迎える


自転車じゃないけど、久々のレースでしかも集団なので懐かしい感覚が蘇る

思わず位置取りで本能的に突っ込みそうになるが、ランのレースなので控えめに・・・

身体が重いせいか、周りに比べて下りで結構スピードに乗る

スタート直後の急な下りを終えて、心配のタネのふくらはぎも大丈夫そうだ


ランはあまり風は関係ないというけど向かい風だったら影響は大きいはず

ところが今日は結構な追い風

後に着くメリットはあまりないけどペース目標としては前の人をロックオンするのは必須

ちょうど良い目標人を見つけてロックオン


序盤は少しセーブしているのでかなり後に位置取る

試走した時に、ち坂までは我慢しよう・・と決めていた

とはいえ、全体的にペースが速くてセーブしてるつもりだけど結構上がっている

カゼのせいで呼吸器が弱っているせいか、いつものように呼吸が出来なくて苦しい・・・

肝心の“ち坂”に入ってもペースを上げる事が出来なく少し気持ちがネガティブになるが、そんな時こそ前の選手をロックオン

辛く厳しい時、ちょうどgozaru2さんが応援してくれて元気を取り戻す

ありがたかったぁ〜


その後、登りきった時点で前との差を詰めることが出来、さらに下りで差を詰める

幸いにもふくらはぎは大丈夫

試走の時に下り終えた後の平坦は短そうで結構長いということを感じていたので焦らずじっくり前との差を詰める

ゴールに向けてじわじわとペースを上げようとするけど、やっぱり呼吸がちゃんと出来なく苦しい・・

でも、意地で何とか頑張り途中に一団を抜いて更に前方を追走


残り1キロにさしかかり、ゴールが見える辺りで酸欠状態になったのか意識が飛びそうになる

ちょっとふらついていると感じるが、前方の選手をしっかりとロックオンして再度気合いを入れなおす

最後は気持ちだけで走って何とか襷を繋いだ

駅伝じゃなければ途中完全失速していたと思う

やっぱり襷には不思議な力があるなぁ・・と実感した


とはいえ、目標としていたタイムには全然届かず・・・

これが今の実力だろう・・と素直に受け止めるが不甲斐ない記録にかなり悔しい

せっかくこの重要な区間を走らせてもらったんだからもっといい走りをしたかった・・・かなり情けない気分

その後荷物を受け取って県庁には向かわず、カゼでダウンしている家族の元へ戻る


夕方に慰労会があるのでその時は母に来てもらい慰労会に向う

正直、家族が辛そうにしているのに慰労会に行くのは心苦しかったが、新入りで初めての方々ばかりなので行きたいという気持ちがあった


慰労会ではいろんな人といろいろと話が出来て、家族には悪いが来て良かったと思った

最初に書いたとおり、僕をあの区間に起用した親方の想いもこの時に聞いた

正直嬉しかったけど、もっといい走りをしたかったという思いもあったけど「そういうことではない!」と、、、

地元人として、この駅伝を通して何かを感じてほしい・・というアツい想いがヒシヒシと伝わってヤケドしそうだった・・(笑

このチームでの挑戦が決まってからコメントでチクチクと挑戦的プレッシャー(笑)を与えてくれた、み○だ氏にも感謝したい

やはり、同じ仲間でもあり、そしてライバルでもある・・という存在はとてもありがたい

今回は完全に負けてしまったが来年こそは記録を上回ってエラそうにしたい・・(笑


来年もこのチームで、同じ区間で再挑戦させてもらいたいと思い、リベンジ宣言をした

正直、本番2週間前くらいから家族みんなが体調を崩して駅伝挑戦を後悔した時もあったけど、今は本当に走らせてもらえてよかったと思う

やっぱり、駅伝っていいなぁ、、、